前回、線形代数の言葉の意味について学習しなおした。その結果、線形性について代数を用いて調査する学問だということが分かった。何も分かってないようなものでは?
今回はいよいよ線形代数について学びたいと思う。これまで3つも記事を挟んだがその甲斐は多分あったりなかったりしたりしなかったりしたりしなかったりすると思ったり思わなかったりしたりしなかったりしたりしなかったりしたりしなかったりしたりしなかったりすると思われると思われる。多分しない。
このシリーズでは、セガ様より公開されている線形代数の資料『基礎線形代数講座 線形代数・回転の表現』に準じて学習していく。
また、この記事では同資料の「【第1講】イントロダクション」を読み解いていく。
数の拡張
最初、数字は自然数 しか存在しなかった。
引き算のために と負の数が導入され、整数 になった。
割り算のために分数が導入され、有理数 になった。
の計算により無理数が発見され、実数 になった。
の解のために虚数単位 を定義し虚数が導入され、複素数 になった。
「こんなに必要なのか?」という問いを思い浮かべたことがある人も少なくないと思う*1。しかし、因果関係が逆である。これらの数については「必要だから導入された」のだ。数は道具であり、便利になっていくべきだろう。その便利さを追求していくにつれて、数が表現できるものはそれこそ無限以上に増えてしまった*2。
数で表せるものは多ければ多いほどいいのだ。
代数学の基本定理
参考書には、こう書かれている。
今までの拡張は、 次関数の解をすべて見つけるために役立った。そして、 次関数の解を見つけるためにはこれ以上の拡張を必要としない。
その気になればどんどん拡張はできそうではあるが、それはまた別の話。
※余談だが、 _
で囲まれた部分が強調表示されてしまうため、下付き文字を2つ以上使用する場合 \
でエスケープする必要がある。